小川洋子のエッセイはじめて読んだ。
もっと、しっかりしたイメージ持ってた。でも、ふわふわしてた。本棚の中身は、私とはほとんど被らない。外国の小説が好きなんですね。偏愛ですね。
作家さんの書くことに対する覚悟、みたいなものがよく見える。
小説を書く時、舞台となる街の地図や家の間取りを描くの、いいな。
「博士の愛した数式」は、小川洋子のやんちゃな末っ子だったのだ。
「昔からずっと、私の夢は唯一、ものを書くことだった」
「フィクションの世界でのみ味わえる自由を守り続けること、それが作家の責任であろうと思う。」
「あなたにできることはほかの人にはできないんですよ」
「神経にこびりついた現実を払い落とし、伸びやかに呼吸するためには、言葉の世界に身体を浸す必要があった。」
「将来どんな職業に就こうとも、どんな生き方をしようとも、書くことだけは忘れずにいなさいよ」