コンビニに生まれかわってしまっても

作者の性別もわからない。俺が一人称の詩にたくさん惹かれたのは、どうしてだろう。

ひきこもり、70万人もいるんだね。みんな、ピクニックとかできないんだなって思いました。人間関係したいって、切実に、誰もが思ってる、きっと。

大好きな詩がたくさんありました。

 

「ポケットティッシュ受け取り礼を言われてるこの世がますますわからなくなる」

「真ん中で割れたハートの絵文字 俺、そんなきれいに壊れられない」

「行きずりの恋がしたいと言うひとと俺は人間関係したい」

「いつだって些細なことを気にしてる トトロ、おまえは傘返したか」

「持ってません温めません付けません要りませんいえ泣いていません」

「たいへんだ心の支えにした棒が心に深く突き刺さってる」

「ピクニックって想像上の生き物だそれにはあなたがいたりしていて」

「バラ園にバラ石鹸の香の満ちて世界はなんて深い浴槽」

「「smileの綴りはスミレとおぼえてた」どうりでそんなふうに微笑む」

「死にたい、はいつか詩になる飛行機は飛行機雲を空においてく」

「「はいけい」を「背景」とおもってた頃のことを書きます。背景 夏です。」

「だったんだだったんだと行く鈍行で俺はあなたがすきだったんだ」

「生き方と言えばそれまで キャラメルの包みをたたむ指を見つめた」

「ひまわる、となぞの動詞を生み出して君とひまわり見に行ったよな」

「玉ねぎの多い焼肉弁当に怒ってこその青年だから」

「この雨は花をだめにする謝れば許してくれるひととだめになる」