この世界のぜんぶ

池澤夏樹の詩がすきです。きみの住む星とか。

表題の、「この世界のぜんぶ」という詩がよかった。

「この世界のぜんぶを

 きみにあげようと思ったけれど

 気がついてみれば

 この世界はぼくのものではなかった」

ロマンチストだけど、植物や動物に関する知識が細やかで、言葉の使い方が正確で。

第2の宮沢賢治みたいな存在です。