ひとさらい

笹井宏之。

えーえんとくちから、と被るうたもあるけれど。好きな歌は好き。

歌を拾うセンサーみたいなものが、人それぞれ違うことが、おもしろい。

 

「さーすでいの発音ができないくらいで北極圏へ旅立つなんて」

「この森で軍手を売って暮らしたい まちがえて図書館を建てたい」

「ブレーカー落としてまわる 人生に疲れたひとたちのなれのはて」

「空と陸のつっかい棒を蹴飛ばしてあらゆるひとのこころをゆるす」

「みんなさかな、みんな責任感、みんな再結成されたバンドのドラム」

「「あの、それはドアではなくて空です」と うろたえながらメガホンをとる」

「国連でこたつを「強」にしていたらカナダから「弱」にされてしまった」