短歌くださいシリーズの新しいやつ。
好きな短歌は、明るかったり、かわいかったり、さびしかったりする短歌。
同じ時代に生きている人が、それぞれいろんなものの見方をしながら歌をつくっているなんて、楽しいな。どこかで話ができたらいいのに。
10代の女の子の、ぬぬさんという人の歌が好きだと思った。
「九階でドアがひらいて俺をみた女子高生がマジか乗らない」
「開封の手順1で道を逸れた僕には手順2も3もない」
「たまらなくかなしい夜だ雲は皆友達だけど僕らはちがう」
「クローバー社会のいじめについてです綺麗な四つ葉がいじめられてます」
「500円玉が財布の主役だったあの頃にまた戻れないかな」
「ぼくの友だちを学校に来れないようにした奴がドラフト候補」
「乱気流に突入します、すみません機長は乱気流が好きなので」
「まだ知らない世界を知らない僕はただたらこパスタを食べているバカ」
「マーガリン、マーガリン、似ているだけでいい、しあわせみたいなものをください」
「本当はメロンが何かわからないけどパンなりにやったんだよね」